春ですね!

新しい環境、新しい出会い。
日本でまた新しいハーモニーが生まれていると思うとワクワクします!
さて、今回はJぺい君からこんなリクエストをもらいました。

これ、悩みますね。

正直に言うと

未だに僕も悩みます。

ただ、楽譜の添削などをさせてもらうと、
結構気になることがあるんです。

そもそも7thとは

和音は大きく分けて、3つの音程を重ねた
三和音(トライアド)

4つの音程を重ねた
四和音(セブンスコード)

この2種類があります。
四和音の、それぞれ一番上の音。
それらの音を7thと呼びます。
(正確には1つ目はメジャー7th、残り2つがマイナー7th。)

つまり、三和音に7thの音を足すと、四和音になるのですが
「これって足せば足すだけいいの?どうなの?」
と言う疑問がある訳です。

はっきり言うと、正解はないんですが…
僕がポイントとしているところを、紹介して行こうかと思います!

ポイント①ジャンルで考える

音楽のジャンルによって、使われているメインの和音が結構違います。

三和音メイン
ロック、パンク、童謡など
四和音メイン
ジャズ、ボサノバ、R&Bなど

なので、アレンジで目指したいジャンルを考えて、
揃えてしまうと言うのがシンプルに使える手です。

例えばロック調の曲で、原曲で7thコードが使われている時も、
アカペラで歌うと複雑さが強調されてしまいます。
そう言う時、思い切って三和音にして、
風通しを良くしちゃうことがあります。

ポイント②歌いやすさで考える

例えばこんな楽譜があります。

この※で示したパートですが、実際に歌ってみると、
リードと音がぶつかって、少し難しく感じます。

そこで、

こんな風に、ユニゾンにしてしまうことで、歌いやすさが生まれます。
全体が四和音が多い曲だからと言って、
こう言った細かいところまで則る必要もないんです。

リードとのぶつかりだけでなく、
前後の音の流れがスムーズ
にもなっていることにも注目です。
歌い手が気持ちよく歌えるか。
ここ、アレンジャーとして腕の見せ所です!

ポイント③楽曲のストーリー性と照らし合わせる

これはちょっと慣れてきた人向けで、
各々の主観の部分も入って来るのですが、例えば

楽曲の歌詞
 →内証的なら四和音、元気な歌詞だったら三和音…など

盛り上がり具合
 →シンプルな力強い字ハモなら三和音…など

緊張した雰囲気を出したいか、リラックスした雰囲気を出したいか
 →前者だったら四和音、後者だったら三和音…など

こんな点を考慮して、選ぶと言うものです。

ここが合致しているアレンジはぐっと来る!

この点で最近改めておっと思ったのがこの曲。

 

山下達郎さんのRide On Timeという曲です。
全体的に、四和音が使われているのですが、歌詞でいう
“研ぎす〜まさ〜れ〜
のところの和音だけ、三和音なんです。

何か、この瞬間に、パッと窓が開いたような爽快感がありますよね!
ここでこういう雰囲気が欲しいという、練られた意図がある感じがします。
メロディーの音にも関わって来るので、作曲のテクニックでもありますが、
素敵な表現だなぁと感銘を受けています。


さてさて、いかがでしょうか?
ポイント1、2、3とまとめてながら、
僕自身が、今までの考え方として通ってきた道順だなぁと感じました。

皆さんのアレンジの参考になれば嬉しいです!

それではまた次回☆

Have a good harmony☆

このコーナーでは皆さんからの添削してほしいアレンジや、
練習でのお悩みなどを募集しています☆

松原ヒロ

スタジオ オトナポリタン代表。作編曲家、シンガー、ボイスパーカッション奏者。筑波大学、バークリー音楽大学卒業。
コーラスグループMonica Corona(2014年ハモネプジャパンカップ出場)のメンバーとして活動。
2014年よりエレベートミュージックエンターテイメント「うたハモ!アカペラピース」シリーズのアレンジ、
レコーディングディレクションを担当している。

コーラス指導や音楽理論レッスン、ワークショップなどのご依頼はこちらまで!




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