皆さんこんにちは!
コーラスアレンジャーの松原ヒロです。

前回の記事にて、

相対音感

移動ド

という言葉を紹介しました!

今回はこれらがどういったものかを
掘り下げていきたいと思います!

この2つの言葉とよく並べられる概念で

絶対音感

固定ド

があります。

絶対音感が一番よく聞く言葉ではないでしょうか。
これらを織り交ぜた方がイメージしやすいと思うので
一緒に説明していきますね。

まずこの楽譜を見てください。

「これを、ドレミ〜で読んでください。」

おそらく(楽譜が読める)大半の方が、
「ファソラソファ」
と答えると思います。

しかし、こう読むこともできるのです。

「ドレミレド」

「え!いや違うじゃん!どういうこと?」
となる人も多いと思います。

注目して欲しいのは、

ここです。
僕たちが耳にする大半の音楽には、
「調性」と呼ばれるものがあります。
簡単に言うと
「中心となる音(基準音)があって、そこから音階が始まり、
その音階を元に曲が作られている」
そんなイメージです。

つまり、”ドレミファソラシド〜♪”と聴こえたら、
“ド”の音が、今言った「中心になる音(基準音)」ということなんですね。

1オクターブの中には、半音ずつ異なる12個の音があります。
そのそれぞれの音が、基準音となり得ます。

ト音記号の横のフラットやシャープは、
それがどこになるかを教えてくれるものです。
この判別法については、周りに知っている方も多いと思うので
質問攻めにしてくださいね☆

今回は、フラットが1つ。
そうすると、

この音が、基準音、つまり”ド”の音になるんです。

このように、調性によって”ド”の音が移動する
この捉え方を

移動ド

と呼びます。

一方で、先ほどの楽譜を「ファソラ」と読む、

つまり、調性が変わっても
その音の高さのものはこれ!と定めて読む。
この捉え方が

固定ド

となります。

ちょっと別の例えをしますね。

街を歩いていて、誰かに
「郵便局へ行くにはどう言ったらいいですか?」
と聞かれ、
番地で答える人はいませんよね。
(いるか?いるかも?笑)

例えば、
「ここからまっすぐ歩いて、2つ目の交差点の角の建物です」
と言えば、すぐ伝わります。

ここで言う、

番地や建物の名前が「固定ド」
自分の位置から伝える方法が「移動ド」

そう考えてみてください!

郵便局という建物は、場所は変わりません。
でも、自分が立っている位置からすると
「2つ目の交差点の角」
の時もあるし
「6つ目の交差点の角」
の時もあります。

自分の位置(基準音)によって、
その建物(他の音程)との関係が変わるんです。

そして2つの音感がワードとして出てきていましたね。

色々な音程を、固定ドで理解できる能力を

絶対音感

基準音から、他の音程を把握する能力を

相対音感

と言います。

頭の中に地図があったら、
番地を言われても郵便局まで行けます。
でも地図がなくても、
先ほどの説明をしてもらえたら、
郵便局まで行けますよね。

これが音取りや、
実際に歌う時に大事になってくる感覚なんです!

先ほどの楽譜の音源を聴いた時に、
絶対音感の人は、「ファソラソファ」と聴こえます。
相対音感で感じると、「ドレミレド」と聴こえます。

というか、逆に「これ、『ドレミレド』だよね」
と言われてから聴くと、そう聴こえませんか?

この感覚を、いつでも使えるようにする、
それが大事になってきます!

ちなみに、
絶対音感というのは単純に「記憶」の力、です。
幼い頃の方が絶対音感の取得に
向いていると言われるのは、
ある程度意識がしっかりしてくる頃には
無意識に相対音感で
音楽を捉えられるようになって来るので、
それが邪魔をするから。ということでもあるようです。

前回も書きましたが、
「音楽美しい…」と感じられている時点で
相対音感を使っているんです。

相対音感レベル0.5といった感じです。
(僕は今、超サイヤ人の段階が頭に浮かんでいます。
 まだ髪が黒いです。笑)
ここから意識的に、その力を活用していきましょう!

次回、また掘り下げていきましょう!
ぜひぜひお楽しみに!

Have a good harmony☆

このコーナーでは皆さんからの添削してほしいアレンジや、
練習でのお悩みなどを募集しています☆

松原ヒロ

スタジオ オトナポリタン代表。作編曲家、シンガー、ボイスパーカッション奏者。筑波大学、バークリー音楽大学卒業。
コーラスグループMonica Corona(2014年ハモネプジャパンカップ出場)のメンバーとして活動。
2014年よりエレベートミュージックエンターテイメント「うたハモ!アカペラピース」シリーズのアレンジ、
レコーディングディレクションを担当している。

コーラス指導や音楽理論レッスン、ワークショップなどのご依頼はこちらまで!




1 個のコメント

  • こんにちは。
    後輩がなかなかうまく音が取れないので移動ドの練習を取り入れようと考えているのですが、どんな風に練習するのがいいのか悩んでます。練習の仕方の例がもらえると嬉しいです。
    よろしくおねがいします。

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