教えて!ヒロ先生「先輩、音が、取れないんです。#9」 〜始めようグループで移動ド!〜

前回までの記事はこちら!

#1 イントロダクション
#2 移動ド、相対音感とは
#3 移動ド=階名、固定ド=音名。
#4 実践!実感!移動ドsinging
#5 移動ド上達法!
#6 平均律と純正律①
#7 平均律と純正律②
#8 平均律と純正律③

気がつけば今回で9回目となった
「先輩、音が取れないんです。」シリーズ。

前回は

平均律

純正律

の違いについて、説明しましたね。
平均律は、色々な楽器のチューニングに取り入れられている
万能な音律(音の並び)ではありますが、
実は完全にハモる組み合わせはオクターブの関係のみ、です。
純正律は、
基音(基準の音)と他の音はしっかりとハモる関係になっています。

平均律と純正律の話を始めた際、
「キーボードは実は音が狂っている」
と言ったのは、このことだったんです。

さて、アカペラコーラスというのは、
楽器の伴奏のある形態と違い、
完全に1人が1音を担当
1人1人が出す音程を、自由に調整できます。

コーラスをしている時に、
ピタッとはまって気持ちいい瞬間を味わったことがあると思います。
これは、その時に他に歌っている人に合わせて、
一番ハモるところを歌っている、
つまり

純正律の感覚で歌っている

ということなんですね。

平均律のキーボードで音程を取りながら歌うというのは、
この微調整はしないぜ!ということに他ならない訳です。

和音が変わるたびに、一番ハモるところを探って歌っていく。

ここがアカペラの、一番の醍醐味ではないでしょうか。

ということで、今までの各回を思い返しながら、
実際のコーラスの練習の流れを順に追ってみましょう!

さて、こんな伴奏の楽譜を用意してみました。
あえて参考音源は上げませんでしたので
(MIDIは平均律なんだもん)
ぜひTRYして自分たちでサウンドを堪能してみてください(^^)

さて、まず、何をするか!

①一人一人移動ドで各パートの音取り

この曲は、調号がフラット×2。
この場合、Bフラットという音が基音になります。

こちらを参考に、それぞれの音にドレミ…を割り振ると…

このようになります。
さて、第5回にて、
基準の音からドレミ…の各音を
しっかり取れる
ようなトレーニングをしました。
それを駆使して、

各パートを移動ドで音を取っていきましょう。

②メンバー皆で移動ドで歌いながら合わせる

それぞれの音取りが終わったら、
いきなりシラブルを楽譜通り歌わないで、

音を取った移動ドでそのまま歌ってみましょう。

その中で、まずは自分のラインを
他のパートに釣られないように、
しっかりと意識していきましょう。

③指定のシラブルで歌って合わせる

釣られないで全体の雰囲気が
つかめてきたタイミングで、

楽譜が指定しているシラブルで合わせてみましょう。

実際のシラブルにすることで
どういった流れになるのか、
全体のサウンドを味わってみましょう!

④…

と、
ここでもう1つ伝えなくてはならないことを思い出しました!

前代未聞の中途半端感!
ですが、少し長くなってきたので
ちょうど良いということにしてください。(笑)

今までこのやり方ではなく
いきなり合わせてみていたグループは、
③の練習の時点で、
割とまとまっていてびっくりすると思います。

早速、実際の練習している曲で始めてみてくださいね。

次回、シリーズ最終回に続きます!

Have a good harmony☆

このコーナーでは皆さんからの添削してほしいアレンジや、
練習でのお悩みなどを募集しています☆

松原ヒロ

スタジオ オトナポリタン代表。作編曲家、シンガー、ボイスパーカッション奏者。筑波大学、バークリー音楽大学卒業。
コーラスグループMonica Corona(2014年ハモネプジャパンカップ出場)のメンバーとして活動。
2014年よりエレベートミュージックエンターテイメント「うたハモ!アカペラピース」シリーズのアレンジ、
レコーディングディレクションを担当している。

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